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岩場の構成と登攀の注意点


岩は完全に城ケ崎のものと一緒です。硬い安山岩にクラックが発達し、所々に
巨大な前傾壁がせり出しています。岩壁部分の高差は20~30m、幅約200m。左
端の洞窟をくぐった先にはもう一つ、高さ10~20m、幅50mほどの岩場があり、
こちらはさらに全体がハングで構成されています(黒潮ウォールと命名)。
 ただし、これらの岩壁の上にはほぼ垂直の草付帯が10mほど切り立ち、さらに
その上は道も何も無いササヤブが広大に広がっています。つまり上からのアプ
ローチはほぼ不可能ということで、開拓は下からのグランドアップに頼るしかあ
りません。
 もっとも、前述したようにクラックはたくさんあるので、それらを登って終了
点にボルトを打つことは容易です。実際、我々もそうやって4本のルートを初登
しました。岩壁終了点は多くがテラスになっていますが、そのあたりはガビガビ
の溶岩石なので、そこまで抜けず、岩壁終了手前にボルトを打てば良いと思いま
す。また、そのテラスは野鳥が営巣していることも多いので、その意味でも登攀
はその下で終了するようにした方が良いでしょう。ボルトはもちろんステンレス
が絶対です(我々はステンの持ち合わせが少なく、数箇所は鉄のロックアンカー
+アルミハンガーで済ましてしまいました。誰か再登される方がいましたら、打
ち変えてください)。
 その他の注意点は以下のとおり

・火山ガス発生の為、島ではキャンプ禁止です。民宿を利用してください。
・この浜はウミガメの繁殖地の可能性があり調査中です。繁殖が確認されたら、
その期間中は入浜自粛をお願いします。
・ここはまた、貴重な野鳥の繁殖地でもあります。鳥の繁殖期で、巣があるとき
はその周辺のルートは開拓しない、もしくは登らないで下さい。
・ゴミの持ち帰りは徹底してください。
・トイレ(大の方)は港で済ませてください。

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